研修受託事業委員長 村山 正市

  県より介護支援専門員研修受託にあたり、研修受託事業委員長を仰せつかりました村山です。介護支援専門員研修では皆様と共に勉強して行きたいと思います。
 介護保険制度がスタートして10年が経過しました。これまで研修体系が2回改正され、最初は課題分析方式を中心とした研修、平成15年度にはICFの視点を取り入れた自立支援の視点での研修体系に、平成18年度には研修体系を大幅に変更し、地域包括ケア推進のために主任介護支援専門員研修が創設されました。近年の動きの中で介護支援専門員に対する研修内容について改めて国で検討される見通しです。また、支援困難ケースや高齢者虐待ケース、医療重度者の在宅支援などや単身高齢者、老老介護、老認介護などが山形県内でも進んでいます。
 私は平成11年度に介護支援専門員を取得し、平成14年度から居宅介護支援事業所の介護支援専門員として業務に携わり、現在、居宅介護支援事業所の管理者として介護支援実務の一線で仕事を行い、事業所管理の仕事もしています。
 協会の関係では、平成16年に山形地区支部役員となり、平成20年度より協会の理事を仰せつかり、介護支援専門員の支援としてサポート委員の業務を行い、私を含め、会員の皆様はじめ介護支援専門員の方々が実務上いろんな視点で悩んだり、壁にぶつかっていること、法令や基準解釈に悩まれている事を知りました。
 研修関係では、平成19年度県の実施した介護支援専門員講師研修を受講し、専門研修U、実務研修などの演習講師として担当してきました。日本協会の主任介護支援専門員養成指導者研修やフォローアップ研修へ参加し、昨年度より講師として講義と演習を担当しております。
 この度、本協会で県より受託した研修は、更新研修(実務経験者)、専門研修課程T・Uであり、実務者であれば必ず受講しなければ実務に従事できない研修です。研修内容については国の基準を遵守しながらも、山形県介護支援専門員指導者の理事からなる委員会で検討しながら進めていきます。皆様のご協力とご支援をお願いいたします。




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